港產片108周年!香港電影はじめて物語③
まだまだ続きます。
1924年 香港で初の港產片《金錢孽》公開
《金錢孽 The Calamity of Money》(1924/默片)
- 香港人が投資・撮影に携わった初の映画。
- 香港で上映された初の港產片。
- 童星(子役)が出演した初の港產片。
と、初めてづくしの記念すべき映画です。
《莊子試妻》に次ぐ2本目の港產片ですが、
以上の理由で本作を香港電影の一本目とする意見が多いようです。
後に紹介する兩儀製造影戲公司が、大漢影業公司に2000香港ドル(当時)で撮影委託し、製作されました。
南宋期の史跡・宋王臺(九龍)で撮影されたそうです。
(上)宋王臺の石碑。
片長(フィルムの尺)は2000フィート(約609m)=16mmフィルムで60分ほど。
1924年9月27日、水街 Water Street(西營盤)に当時あった西園戲場で初上映されました。
※首映日を1924年10月18日とする資料もあり。
香港電影史上初の童星 龐永輝
《金錢孽》の主役(当時5~6歳)。香港電影史上初の童星。
経歴調べましたが、今のところ不明です。
「一片公司」とは、映画一本しか撮らずに倒産する映画会社のこと。
1924年に盧覺非、龐勳祺、蔣愛民が設立した、
「兩儀製造影戲公司 Leung Yee Moving Pictures Production Co. Ltd.」は、
《金錢孽》の出品公司(製作会社)ということになっていますが、
実際は大漢影片公司が代行で撮影・製作しました。
1925年 香港初の長編フィクション映画《胭脂》公開
《胭脂 Rouge》(1925/默片)
導演:黎北海
編劇:黎北海
攝影:羅永祥
化妝:關文清
演員:黎民偉、林楚楚、黎北海、梁少坡
製片:民新影片公司
製片商:民新影片公司
民新影片公司と《莊子試妻》の製作陣が広州で撮影した、香港初の長編フィクション映画。上映時間98分、製作費は9000香港ドル。
1925年2月20日に上映されました。
林楚楚は黎民偉の2人目の奥さんです。