港產片108周年！香港電影はじめて物語①
ごっほん。
改めまして、皆さま、はじめまして。
カンカンと申します。
もしかすると、私をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
お久しぶりです。ご訪問ありがとうございます。
本当に久しぶりにこういうBlogをはじめました。
HTMLとかCSSイジったのも、10数年ぶりです。
当時はiPhoneが出るかどうかの頃。ひえぇえー。
最初は憧れのWordPressでサイト作ろうかと思いましたが、秒で断念しました。
何で今更Blogを始めたのかは、後々お話しようかなーなんて焦らしてみたり。
やっぱりBlogって楽しいですねー❤ うふッ❤
さて。
唐突ですが、初回は「はじめまして」繋がりで、
香港電影にまつわる「初の～～」をまとめてご紹介したいと思います。
創成期の1890～1920年代を中心に整理してみました。
気づいたらものすごい文量になっていたので、パートを分けます💦
久しぶりだから、気合入ってます。
1897年 香港に映画初上陸
※1896年説もあり。
（上）舊香港大會堂
フランスでリュミエール兄弟が、世界初の実写映画
『La Sortie de l'usine Lumière à Lyon 工場の出口』を上映したのが1895年。
香港にいつ映画が初上陸したのかは、はっきり分かっていないようですが、
その数年後、旧・香港大會堂 Old City Hall, Hong Kong（香港初の市民文化センター）で
初めて映画が上映されました。
上海などアジアを巡業していたフランス人のMaurice Charvetが、
リュミエール兄弟が発明したシネマトグラフを上映したのが始まりだそうです。
当時は「電影」ではなく、「形圖」と呼ばれていたとか。
1900年 香港初の映画館「喜來園」が開業
それまで粤劇や舞台などを上演する劇場や娯楽場、教会など人の集まる場所で
映画が上映されていましたが、戲院（映画館）として正式にオープンしたのは、
中環荷李活道68號に建てられた「喜來園」が初。
毎晩2時間ほど、海外の戦争記録映像や自然・風景映像などを上映していたそうです。
1913年 香港初の映画会社・華美影片公司が創業
後で紹介する《莊子試妻》を製作した香港初の映画会社。
米国人のBenjamin Brodsky氏が創業。
しかし、この会社が製作した映画は《莊子試妻》のみ。
そのため、香港の「一片公司」（映画一本しか撮らずに倒産する映画会社）の始祖
と言われていますが、後パートで紹介する「兩儀製造影戲公司」を
香港初の一片公司と数える説もあります。
1914年 最古の港產片《莊子試妻》公開
《莊子試妻 Chuang Tzu Tests His Wife》（默片）
最古の港產片。原作は民間故事。
米国で上映されましたが、香港では公開されませんでした。
本作で黎民偉が莊子の妻（女形！）を演じています。
（左）黎北海（1889-1955）／（右）黎民偉（1893-1953）
嚴珊珊は黎民偉の奥さんで、中國電影史上初の専属女優と言われています。
黎民偉の二人目の奥さんの林楚楚も、彼が製作した《胭脂 Rouge》（1925）に出演しています。
ちなみに、元女優の黎姿は黎民偉の孫娘です。
（上）黎民偉の孫娘・黎姿 Gigi Lai（1971年～）。
2009年に芸能界引退後、化粧品会社「卓珈控股 Miricor Enterprises」を創業し、現在もCEOとして活躍しています。50歳過ぎても美女ですねー。
～注記～
《偷燒鴨 Stealing a Roast Duck》を最古の港產片と見なす説もありますが、
撮影年が1909年？はたまた1927年？と専門家によって意見が分かれているのと、
香港電影資料館による資料に基づき、当Blogでは《莊子試妻》を港產片第一号と紹介します。
読んでいただき、ありがとうございました。
今日はここまで。再見✋
資料來源 Source
中華書局（香港）有限公司. ISBN 978-9-8885-7249-6.
